介護送迎ドライバーの仕事と子育てを両立するBさん

子育ての両立を考えて介護送迎ドライバーを選んだBさん

家庭と仕事の両立も可能

最初は働くつもりはなかった

Bさんは元々販売業をしていましたが、子どもが生まれたことをきっかけに退職し、子育てに専念していました。子育ては想像以上に大変でしたが、とても楽しい日々を過ごしていたそうです。Bさんの夫は勤務形態が不規則だったため、毎日子育ての手伝いをすることは難しく、子どもが小さいうちは働くことは考えていなかったそうです。しかし、ある日母から「知り合いが経営しているデイサービスが介護送迎ドライバーを探している」という話を聞きました。Bさんの母は介護士として働いており、近隣の介護施設の事情についても詳しかったのです。幼いころから母の姿を見ていたBさんにとって、介護の仕事はなじみ深いものでした。さらに、元々運転が好きだったこともあり、少し興味がわきました。
とはいえ、その時点で子どもはまだ2歳で体調を崩しやすい時期ということもあり、急に仕事を休むのも迷惑がかかると思い、断ることにしました。直接デイサービスに向かい断りを入れようとしたのですが、その時に「週1日でもOK」という条件を提示され、Bさんの心は揺らぎました。施設長から、「日中ずっと施設にいなければならないわけではなく、送迎の時だけ車を回してくれればいいし、介護職員が添乗するので介助も必要ありません。旦那さんがお休みの時だけ、お小遣い稼ぎの感覚でもいいので働いてみませんか?それなら家庭にも支障はありませんよ」といわれ、さらに興味がわいてきたBさんはつい、「週1日でいいのなら」と答えました。その言葉に施設長は大いに喜び、「あなたのように接客経験のある人が運転してくれるのは助かります。きっと利用者の方々も喜ぶはず。ぜひお願いします」といった流れで、結局介護送迎ドライバーとしての仕事を始めることになりました。

今では子育てと両立しながら活躍中

責任感の強いBさんは、その日から時間を見つけてドライビングスキルを磨き、送迎ルートを覚えるなど、自分なりに準備を重ねていきました。子どもや母を車に乗せて予行練習もしたそうです。初出勤の時は流石に緊張しましたが、前職で接客スキルが身に付いていたこともあり、すぐに利用者と馴染むことができました。
介護資格がないので直接介助はできませんが、利用者や職員に対して声がけはできます。積極的にコミュニケーションを図ることで信頼関係が生まれ、利用者やそのご家族から「ありがとうございます」「今日も楽しかったです」「明日もよろしくね」などと声をかけてもらえる機会も増えました。最初は週1日のみの勤務でしたが、仕事のリズムが分かってからは夫と協力し、子育てと両立しながら今は週3日も働いているとのことです。

需要が高まる介護送迎ドライバー

デイサービスなどの介護施設では送迎サービスを行っています。そこで必須の人材となるのが、「介護送迎ドライバー」です。当サイトでは、ニーズが高まる介護送迎ドライバーについて詳しく解説していきます。【当サイトメールフォーム】