介護送迎ドライバーは安全運転が求められる

安全かつ丁寧な運転を心がける

求められるドライビングスキルと注意点

必ず守るべきこと

まず、運転をする以上絶対にお酒が残った状態で乗らないでください。成人男性の場合、60kgの人はお酒1合あたり約3~4時間、2合で6~7時間、3合で9~10時間ほど、アルコールの分解までに時間がかかります。つまり、8:00に送迎がある場合、2合のお酒を少なくとも23時までには止めなければなりません。また、免許証を忘れないように注意してください。介護送迎ドライバーに限った話ではありませんが、免許証を忘れるミスは意外と多いです。免許不携帯での運転は違法です。絶対に避けましょう。
朝の送迎は混雑を予想して余裕を持って出発してください。通勤ラッシュに巻き込まれて送迎の時間に遅れてしまうと、利用者だけでなく施設側にも迷惑がかかります。また、携帯電話を忘れないようにしてください。緊急時の連絡手段として携帯電話は必需品です。
車内を清潔に保つことも大切です。特に、後部座席を見落としがちなので入念にチェックしてください。利用者が座る場所でもあるので、汚ければ施設そのものの評価にも影響します。また、髪形や服装などの身だしなみにも注意です。利用者だけでなくご家族とも接する機会があるので、相手の心象が悪くならないようにしてください。

運転のコツ

発進前は車いすの固定機能やシートベルトを必ずチェックしましょう。発進の際はいきなり加速せず、ゆっくり発進してください。右左折時は揺れを考慮して「右に曲がります」などと声がけをしましょう。また、ゆっくり曲がってできる限り遠心力が発生しないようにしてください。見通しの悪い交差点は出会い頭の事故が多いので注意しましょう。ブレーキはポンピングブレーキが基本ですが、やりすぎると車が揺れるので適度に押してください。細い道を通る際はブレーキのタイミングやハンドルを切る位置により一層注意しましょう。また、敷地内でバックする際はクリープ走行が基本です。停車時も「停車します」と声がけをして、ゆっくり止まってください。

体調管理

体調に異変のある利用者を乗せるのは危険なので、乗る前に必ず体調に異変がないかを確認しましょう。乗車中に体調が悪くならないように、車内の温度を調節する必要もあります。また、シートベルトが締まり過ぎて体調を崩す恐れがあるので、「きつくないですか」と確認してください。車いすの高齢者は、乗り降りの際にスライドシートに足を挟まないように注意しましょう。

講習への参加もおすすめ

以上、安全かつ丁寧な運転をするためのポイントを紹介しました。事業所によっては事前に講習を開いている場合もあります。その他にも安全講習や適性の有無を見極めるための講習などがあるので、興味のある人は一度参加してみることをおすすめします。

需要が高まる介護送迎ドライバー

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